歯周病
こんにちは前田です。みなさんお元気ですか?
さて今回はまた歯周病についてお話しようかと思います。
ホームページの説明にもありますが、歯周病という物は口の健康を保つためには必ず対処しなければならない疾病なのですが。治療を行っていく上でとても障害になる事があります。例えば虫歯の治療を行うとき、通常は虫歯になっている所を削って除去して、型をとったり、白いプラスチックを埋めていくのですが、健康な歯茎の所と比べて歯茎の腫れているところを同じ作業をした場合非常に出血が多くなるのです、もちろん止血をしながら作業していくのですが、まったく出血がない時より作業の精度がどうしても落ちてしまうのです。そういう理由で歯茎も腫れているのに虫歯の治療としても精度が落ちてしまうとやはりそこの部分の環境としては決していいものではなくなります。なので何をするにしてもまず歯茎の腫れをひかせて治療していくのがリスクを減らすことにつながるのですが、痛みがあるのにまず歯茎の腫れをひかせてというものも現実問題難しいので平行してやっていく事がほとんどですが。
またそういう歯周病の治療としてはまだ若いころは、手術というものに重点をおいていかにオペをうまくするかという事に頭をさいていましたが、この頃はいかに外科処置をせずに治していくかを考えるようになりました。やはりブラッシングであったり、細かい汚れを根気強くとっていく事で自然な治りをする事が1番いいと思うようになりました。ただその分治療に来てもらう事が多くなるので、この辺バランスが難しいと感じます。皆さん口の中をきれいにすることが妙に多いなあと感じる事があるかもしてませんが、皆さんの先生も長期的にみて治したい歯茎の所があるかもしれないので、そう思うときは1度聞いてみてください。